2008年07月12日
気力の充実
先月の大阪講習会に参加させていただいた後、しばらく眠れない日々が続きました。
べつに心配事がある訳ではありません。むしろ、逆に気力が充実しすぎ、気が高ぶって眠れなかったのです。
これは、わたしが気力の充実(肥田式強健術が鍛錬の目標として掲げる八大要件の一つ)を体得できたから・・・ということではありません。残念ながら、自分がそんなレベルでないことは、誰よりも私自身がいちばん理解しているつもりです。
佐々木先生の気に感応し、一時的に気力が高まった結果だろうと思われます。
それにしても、あれほど気の横溢を体感できたお稽古は、過去にありませんでした。裏を返せばそれまで型や動作ばかりに目を奪われ、鍛錬の根本たる気を練るということに意識を向けてなかったということです。
仏作って魂入れずの諺通り、気力の生じない型だけの肥田式強健術では、生涯をかけて鍛錬する価値も魅力も感じられないのではないでしょうか。
気力を生理学的に表現するなら、脳内の神経伝達物質ということも出来ます。横隔膜を巧みに動かすことで脳幹を刺激し、神経伝達物質の分泌を旺盛にすることが可能だそうで、まさしく肥田式でいうところの気力の充実が実現できるわけです。
ただし、横隔膜自体は不随筋なので、意識的な制御は不可能です。よって、肋間筋や諸腹筋群(腹直筋、外斜腹筋、内斜腹筋、腹横筋)、腰の反折等を使って間接的にコントロールすることになります。
つまり、気を練れる鍛錬とは、横隔膜を中心とした呼吸筋の操作によって、初めて可能になるといえるのです。
さらに、呼吸に関係する体幹部の筋肉郡を上下に大きく引き伸ばすことは、ゴムを両端から引っ張ったような張力を生じさせ、瞬発力(動作の気合)を生む原動力にもなります。
最近、独り稽古をしていてつくづく感じるのは、手足などの末端の筋肉はそれなりに動いてはいても、呼吸筋はほとんど動いていないということ。
以前、自分の型を動画に撮って見たことがあります。正直、想像していたよりも様になっていて、それなりに格好良いとは思いました。(笑)
が、何となく小ぢんまりしていて面白くない。要するに全然迫力がないのです。
結局、動いているのは手足等の末端部のみで、肝心の体幹部が動いておらず、小さな動きしか出来ない訳です。しかし、アウターマッスル(外側の筋肉)、インナーマッスル(体幹部の小さな筋肉)、呼吸筋も含めて全身の筋肉を十全に使い切るには、単に小手先の技術だけではなく、この瞬間に全身全霊を込めるんだという集中力が必要です。
正しい型とそれを裏付ける理論。そして、佐々木先生が身を持って示してくださる気力の充実と集中力を学ぶために、毎月の講習会に参加する意義があるのです。
日々磨り減ってゆく生命力。
殆どの人はその欠乏感の穴埋めを他者に求めたり、あるいは偶然の幸運に期待します。 しかし、外側に依存すればするほど、求めれば求めるほど、かえって内なら生命力は枯渇してゆくのです。
この鍛錬によって身体の芯から溢れ出る気力を自在に生み出すことができたなら、何時、何処で、何をやっていようと、幸せでいられる。どんな艱難辛苦も恐るるに足らずではないでしょうか。
7月11日 真島 一郎
講座スケジュール
■ 開催日:2008年8月31日(日)
■ 開催日:9月23日(火・祝日)注:9月は変更になりました。
■ 開催日:2008年10月12日(日)
○第1部:基礎鍛錬コース
斜腹筋を中心にして基礎を徹底的に学びます。
少し突っ込んで学びたい方のためのコースです。
時間:13:30〜15:00
料金:会場費として1000円。(学生は半額)
○第二部:健康体操コース
細かいところは気にせず、伸び伸びと楽しく行い方、
気軽に健康体操として学びたい方のためのコースです。
時間:15:10〜16:40
料金:会場費として1000円。(学生は半額)
会 場:イーグレひめじ 地下2階アリーナB
姫路同好会に続き、同じ兵庫県の福崎町において、
肥田式強健術福崎同好会を開催することになりました。
こちらは鍛錬というよりも健康法メインにやりますので、
堅苦しく考えずに気軽にお立ち寄りください。
■ 開催日:2008年7月20日(日)
時間:13:30〜16:00
料金:会場費として1000円。(初回は800円・見学無料)
会場:エルデホール 2F洋室(和室)
主催者:真島一郎
お問い合わせ、お申し込みはこちらから
spb-0034 at 06:14│
│兵庫 『姫路同好会』




