2008年10月22日
大阪支部鍛錬記(10月)
今月は佐々木先生が講演会などの行事に引き続き「春日大社奉納演武会」、「秋季合宿」とあわただしい日々でしたが、10月の講習会も、参加者の皆さんは、真剣に取り組まれていました。
今月も、佐々木先生のご好意により、講義内容の一部を掲載させていただきます。皆さんの鍛錬の一助としてください。
【筋肉の発達について】
精神も筋肉も健全であれば、締めると緩むがスムーズに行われます。これが健全性です。エネルギーを出しっぱなしではリラックスができませんから病気の世界に入ります。健康人は精神と筋肉を共に、締めると緩むの循環を自然にスムーズに行っていますよ。
鍛錬によって、必要な時には必要なだけ締められる、緩むときには必要なだけ緩められるということが自由にできるようになります。健全性をもった精神状態と強健な肉体を併せ持った「強健人」とも言われます。
八大要件の先ず初めの体得目的、「筋肉の発達」にはこうした意味があります。さらに筋肉の発達は、ダイエットや成人病予防に必須の要件でもあります。筋肉にこそ健康な代謝を促す力が潜んでいることを忘れてはなりません。
健康に生きるためのエネルギーを創りだしている筋肉が健全に発達するためには、自らの体内で生産している成長ホルモンが欠かせません。私は元気満々で無病息災にして125歳天寿を全うする!と公言しております。
このことを「天寿一貫道」とも称しております。
私は現在61歳なので、125才だとまだ折り返しにも来ておりませんが、あと64年間、元気満々で無病息災、プラスして若若しい生き方を保っていく、そのような人生を生きるためには、天来の成長ホルモンが自らの体力で分泌され続けなければ維持できません。高齢になればなるほど成長ホルモンは分泌されなくなりますからね。
腰腹同量正中心の鍛錬による、「締まれば鋼鉄の如く、緩めばバターの如く」という強健術独特の筋肉を発達させると、成長ホルモンが著しく分泌されるのが化学的データで判っております。
この筋肉の発達を促す成長ホルモンの必要性は現代ではほぼ常識ですが、一般の筋トレを行う方々は、筋肉の原料としてたんぱく質の摂取を心がけます。タンパク質は欲しいけれど脂肪は要らない、だから肉は脂肪が少ないトリ肉で、また大豆からのタンパク質を摂取するのが一般です。
特に、大豆原料のプロテインがお手軽で多く消費されます。しかし、大豆タンパクには女性ホルモンが多いため、過剰摂取すると男性は女性化、女性は凶暴化してくる危険性があるのです。また大豆タンパクの中に含まれる女性ホルモンを、大豆イソフラボンといいますが、摂取過剰の状態化は癌になったりすることもあると警告されています。
この鍛錬の学び人は、筋肉が欲しいからといって、豆腐を食べ、納豆を食べて、肉も魚もという過剰なタンパク質摂取は健康にはマイナス、タンパク質自体は消化が悪い栄養素であることを知っておくべきです。
脂肪が少ないと思われているトリ肉なども、最近は女性ホルモン入りの餌で飼育します。肉は売られるときに目方で価格が決まりますので、家畜は太らせた方が利益上がるということで、女性ホルモンを使うのです。肉を重くするには細胞に水を含ませます、そのために餌の中に女性ホルモンが沢山さん入っているのです。
また女性ホルモンは、抗ガン剤や抗生物質様の化学式であることも知っておきましょう。ガンなどにも女性ホルモンが使われます。
とにかく成長ホルモンは必要ですが、体の外から摂る女性ホルモンも男性ホルモンも、共に好ましくありません。自分の体で創られる成長ホルモンは、女性ホルモンも男性ホルモンもバランスよくでてきます。
もともとこの鍛錬は創始者の肥田春充先生が「生きている人間はすべからく新陳代謝をしている」という自然の摂理に目をつけて創始した体系ですから、新陳代謝の源泉である自分の体の中から成長ホルモンを分泌させることが主目的なのです。
そのようなことが判りだすと、この鍛錬を本格的に学ぼうとする学び人は日常摂取の飲食物も「天真食」に照らして工夫する訳です。
だいたい筋肉を発達させるには、普通の運動ではなかなか上手くいきません。どうやるかというと、筋肉を一気呵成にビンと締め込み、呼吸停止を5秒位行います。この鍛錬で「呼吸停止」という所作ですね。この締め付けが気合瞬息で行われるときに成長ホルモンが多く分泌されるのです。
この呼吸停止は肥田式強健術の原則的事項なのですが、ほとんどの学び人が閑却しているか、誤解しています。締まれば鋼鉄、緩めばバターという理想的な筋肉の発達を促すのが、「武道の精華たる気合で腰腹同量正中心の鍛錬を行う」ところの肥田式強健術です。
現在では武道の中ですら気合が失伝していますが、この鍛錬においても気合が抜け落ちたら価値は99%減少ということになってしまいます。体格改造に理想的な「肥田式強健術」、さらに悟道の「聖中心道」も、創始者の意とするところを理解して励みたいとおもいます。
と言うことで、本日も武道の精華たる気合、すなわち「必死の気」という死にものぐるいの気合でのたうち回りましょう。
2008年10月20日 大阪支部 田代陽一
spb-0034 at 15:29
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│丹田研究所 『大阪支部』




