新健康へ至る路
2008年04月08日
月刊『カルナ』 購読のすすめ
わたしは昨年の夏に還暦を迎えました。
この年に至り思うことは「腰腹同量正中心の鍛錬」を学び継続してきて、つくづく良かったと実感していることです。
この鍛錬を継続してきたことで、若い頃には体得できなかった様々な効果を手にしました。その効果の一端を語りますと、並の老人にならずに、老練のヒトにと成ったと言えます。
「肥田式強健術」として知られているこの鍛錬には、実は別伝に超能力開発に特化した分野があり、アスリート的顕在力の鍛錬を通り越した面白味と深みがあります。
この鍛錬の創始者であらせられます「肥田春充先生」は、生涯を通して冷徹なるリアリズムの体育科学者であらせられました。
先生は生来虚弱なヒトで、18才にして心身丸ごとの大改造に没入され、数年を経て見違えるような豪傑と表現しても言い過ぎではない、心身へと変身を果たされておられます。
先生はその後も心身改造を怠らず、ヒトは先生を尊称して「鉄人」、「真男子」などと申されています。
42才の鍛錬時に禅史上でも希といわれる『大悟徹底』の境涯に到り、後に先生が追求してきた体育潜在能力まで体得されております。
その悟境以後、新たに体系化したのが「聖中心道肥田式強健術」即ち「腰腹同量正中心の鍛錬」です。「肥田式強健術」は顕在力の八大要件を体現する体系であり、それに対して「聖中心道」は、無という禅的思想を感得してゆく体系です。
この聖中心道を武禅、体育禅、動的禅などとも言うのは、この体系がヒトの深淵へとタッチしてゆく学び方をするからです。
さて、先月発売の『カルナ』では、「腰腹同量正中心鍛錬」を、今まで誰も言い得ない内容での特集が組まれています。
『カルナ』では、今後もこの鍛錬の特集を連載する!という意向で、編集部からはこの度の特集で「今まで一度たりとも語られることがなかった真伝の学び方を公開して頂きたい」と、熱烈に要望されました。
わたしもラブコールの期待に応えられるように、「紙のプロレス」の向こうを張った文章を纏めるべく、捻り鉢巻きで真伝の真実を表現したいと思っております。
「腰腹同量正中心の鍛錬」は、仙道や武道、芸道の基盤たる臍下丹田開発を今に残す体系です。
万物の霊長ヒトとか神の子とか言われるヒト丸ごとの改造法は、日本が世界に誇る人類の文化遺産だとおもっております。
わたしはこの体系の伝承者の一人として積極的に普及を図る努力をしている学び人でありますが、この度の『カルナ』特集連載も普及一貫の表れとして取り組んでおります。
そこでこの鍛錬普及員の立場から、皆様におかれましては『カルナ』購読を是非にということで、お勧めさせて頂きます。 月刊『カルナ』は毎月20発売で、特集連載は一年間の予定で組まれています。

spb-0034 at 07:00|Permalink
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2006年11月14日
049−真健康に至る路
強健術は不思議な健脳健康法ですが、武道や運動の専門家ほど真髄から遙かに外れたことを行っています。師は型の練習にあたり「脱力」を繰り返し勧めています。ところが固定観念と長年の習慣も重なり、そうそう力が抜けて身体の癖が取れるものではありません。中でも運動に対する固定観念は、型の練習法という小細工のみに目が向き、得たのは疲労感だけという結果に終わっています。ある時、力を全く使わずに運動することを考えて行っていたところ、突然上半身が軽くなって浮遊感を感じ、心身が軽快、爽快、愉快に包まれたのです。これは心地良い後味として残りました。しかし、その後の稽古では、軽い軽快感や爽快感を感じることがあっても、シャキッとした快感が生じません。改めて師の著書を読み直したところ、強健術は「運動系の生理学」ではなく、「脳神経系」に重点を置いて組まれていることが理解できました。藪に迷い込んで出てこられず、暗澹たる思いも数知れませんでしたが、此処に至って迷わず進むことが出来ました。まだまだ入り口ですが、自分の歩く道が自然の法則に乗っていると確信できることは、何よりも嬉しいことであります。
今年はこれらを纏めた「強健術の真髄」を出版したいとガンバッています。本物の健脳健康は「後味の良い快感の中で生まれる」のです。
「新健康に至る路」(終)
今年はこれらを纏めた「強健術の真髄」を出版したいとガンバッています。本物の健脳健康は「後味の良い快感の中で生まれる」のです。
「新健康に至る路」(終)
spb-0034 at 03:47|Permalink
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2006年11月13日
049−真健康に至る路
米国のフィラデルフィアで、爬虫類の脳の延髄、哺乳類の脳の脳幹、人の脳の大脳を運動によって刺激して新たな脳神経を再構築し、障害児の運動能力の回復と健常児の才能や能力開発を計るという、実践的な研究が行われています。この研究所は、所長であるグレン・ドーマン博士の名前を取って、「ドーマン法」(障害児の能力開発)として知られています。正式にはIAHP(人間能力開発研究所)といい、四十年以上に渡って実績をあげている研究機関です。ドーマン法では「穏やかな革命」を提唱し、著書の『子供の知恵は限りなく』には重度脳症害児の治療を通して、「私たちが見ているのはルネッサンスの子供、あらゆる能力を備えた子供だ。」と脳力開発の未来性を書いています。私は三十代から本格的に強健術を研究して参りましたが、強健術の基本であり極意である「中心と利動力」の一端を体得したのは四十九才の時です。それから生理解剖等の勉強をやり直し、紆余曲折しながら言葉や文章に出来るようになったのは最近です。
spb-0034 at 03:46|Permalink
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2006年11月12日
049−真健康に至る路
このところの時代の流れを見ておりますと、二十一世紀は間違いなく健脳の時代だと思います。すでに最先端の脳神経生理学では、「日常と異なる運動の繰り返しは、既に構築した神経回路ではなく、脳内にそれまでとは異なる全く新しい神経回路を獲得し、再構築して行われる。」と言う学説を発表しています。戦前、強健術の創始者である肥田師は、既にこの最先端の学説を「根本的健脳法」として発表され、晩年において書かれた「宇宙倫理の書」にも「脳神経の活性は細胞の代謝を高め、運動能力や潜在能力開発の鍵をにぎる。」と繰り返し触れておられます。今、広く行われている健康法は、運動によって筋肉の活性を図り代謝を高めるのが目的ですが、今後は通用しなくなるでしょう。
spb-0034 at 03:41|Permalink
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2006年11月11日
048−真健康に至る路
腰痛や背中の痛みを治すには、両足を揃え楽に立ちます。上半身の力を抜き、両手をだらりと下げます。膝を曲げずに伸ばしたまま、身体を動かさずに頭だけを下げ、顎を胸に付けます。そのまま息を吐きながら頭に意識をおいて、上半身と両手をダラダラと力を抜いたまま、頭から先に下げられる処まで下げていきます。コツは、身体が動く前に頭を先に下げることです。力を抜いてユックリと、無理せず下げられる処までで結構です。前屈のまま一息して、次に身体を起こしますが、身体を動かす前に頭だけを挙げて顔を上に向けます。息を吐きながら、ダラダラと頭が挙がるから身体が起きるというように、頭に意識をおいてユックリと起きます。すると腰背中の痛みが取れ、重みも消え、すっかり軽くなっています。また、この前屈は身体を無理せず柔らかくし、自然にピッタリと両手が床に着くようになります。大した努力もしないのに、腰背中が柔らかくなっているのです。
前屈は運動の要ですが、武道や各種のスポーツの専門家でも、このコツを体得した方は極めて希です。この前屈を行うことで、老年に至っても軽々スッキリとした姿勢を整えることが出来ます。この秘訣を学んでみてはいかがでしょうか。
前屈は運動の要ですが、武道や各種のスポーツの専門家でも、このコツを体得した方は極めて希です。この前屈を行うことで、老年に至っても軽々スッキリとした姿勢を整えることが出来ます。この秘訣を学んでみてはいかがでしょうか。
spb-0034 at 03:37|Permalink
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2006年11月10日
048−真健康に至る路
合理的な前屈動作のコツは、身体を動かす前に僅かでも頭を一寸と先に動かします。身体と一緒に頭を動かしたり、身体が先に動くと、腰や背中に力が溜まり、抜けなくなってコリをつくり、徐々に基礎構造にまでコリが深まって異常を引き起こします。一般に腰痛は、身体の使い過ぎ、無理、長年の職業による癖、さらには体質の問題などと言われていますが、見当違いもはなはだしいのです。原因は身体の法則に合わない動きですが、身体と頭の関係を知らないために起きたことです。私の所では、腰痛の方に前屈を治療法として教えています。治療の常識では、前屈は腰痛を重くさせる要因として禁止事項になっていますが、頭を先に動かす前屈を行うことにより、重度の腰痛の人でも繰り返すたびに症状が軽くなり、嘘のように腰痛が無くなってしまいます。それでは治療として行う方法について書きましょう。
spb-0034 at 02:37|Permalink
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2006年11月09日
048−真健康に至る路
「身体の法則を知る」
健康を増進して活性に至る法則に沿った立ち方・歩き方が分かりました。いよいよ日常の身体使いに入ります。
身体の法則に沿った合理的な動きは、肩や背中にコリを生じさせないばかりか、生きることすべてを楽しくします。人の動きを一見すると、とりとめがないほど色々な動き方をしているように見えますが、日常の動きのほとんどは前屈動作で占められています。
朝起きる、顔を洗う、から始まる動作そのものが前屈で、ふとんを敷いて寝る動作まで、前屈の動きが随所に見られます。前屈と言えば、遙か昔、孔子によって体系化されたと言われている礼儀作法は、まず頭を下げる前屈から始まります。昔の人は、人の観察力や洞察力に、ことのほか優れていたとホトホト感心します。礼の基本ともなる頭の下げ方をちゃんと学ぶと、身体の要とも言われる腰をシャンと据えることが出来るようになります。そればかりか、合理的な前屈は腰痛を治し、腰・背中を軽く爽快にします。礼儀作法は、身体の自然法則を踏まえた上に出来ていることが良く分かります。逆にいい加減な前屈動作は、腰痛や背中のコリを作って基礎構造を歪めてしまい、生きる爽快感までも失わせていきます。事故以外の腰痛は、合理的な前屈を知らないために起きたことだと言っても過言ではありません。
健康を増進して活性に至る法則に沿った立ち方・歩き方が分かりました。いよいよ日常の身体使いに入ります。
身体の法則に沿った合理的な動きは、肩や背中にコリを生じさせないばかりか、生きることすべてを楽しくします。人の動きを一見すると、とりとめがないほど色々な動き方をしているように見えますが、日常の動きのほとんどは前屈動作で占められています。
朝起きる、顔を洗う、から始まる動作そのものが前屈で、ふとんを敷いて寝る動作まで、前屈の動きが随所に見られます。前屈と言えば、遙か昔、孔子によって体系化されたと言われている礼儀作法は、まず頭を下げる前屈から始まります。昔の人は、人の観察力や洞察力に、ことのほか優れていたとホトホト感心します。礼の基本ともなる頭の下げ方をちゃんと学ぶと、身体の要とも言われる腰をシャンと据えることが出来るようになります。そればかりか、合理的な前屈は腰痛を治し、腰・背中を軽く爽快にします。礼儀作法は、身体の自然法則を踏まえた上に出来ていることが良く分かります。逆にいい加減な前屈動作は、腰痛や背中のコリを作って基礎構造を歪めてしまい、生きる爽快感までも失わせていきます。事故以外の腰痛は、合理的な前屈を知らないために起きたことだと言っても過言ではありません。
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2006年11月08日
047−新健康へ至る路
正しい歩き方とは、足の構造をそのまま合理的に活かした歩行です。この歩き方が身に付くと、体重移動の瞬間に、足裏からの抵抗力が力線として、太股の内側から腰、背骨、うなじ、後頭部にと抜けていくのが実感できます。一般の殆どの方が異常を感じている腰・背肩・首のコリなどは、身体を部分的に使うことから起きてきます。日常この歩き方が出来ると、全身の体重が合理的に移動できるため疲労の蓄積が無くなり、動きが環境に合って来ます。これは下半身から跳ね上がってくる力を使えるようになるためで、上半身が真に自由になり、結果的に事故やケガを起こす要因が減り、スポーツなども上達出来るということです。
spb-0034 at 03:30|Permalink
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2006年11月07日
047−新健康へ至る路
健康法は基礎構造の歪みを取り除くことに尽きるのですが、奥深くの歪みにタッチでき、原因を正せる健康法や治療法は僅かで、ほとんどが感覚の調整レベルに止まっています。対症療法での治療は、どう上手くやっても機能の調整までで、基礎構造の狂いの調整は、自身が日常生活の身体の動きに敏感にならなければ無理があります。身体の手入れは、日常の中で何よりも優先して行うべきことです。この調整の段階によって、単に病気が治るばかりでなく、生きることが楽に愉快に軽々となってきます。基礎構造に触れる健康治療法は、どのような慢性病も人生の苦痛をも治すことが出来ます。
基礎構造の狂いを正すということは、決して小さなことではありません。なんとなれば、ほとんどの方が構造に狂いを持っているため、その人本来の能力を人生で十全に発揮していないからです。まずは足下を固めることから始めてみましょう。
基礎構造の狂いを正すということは、決して小さなことではありません。なんとなれば、ほとんどの方が構造に狂いを持っているため、その人本来の能力を人生で十全に発揮していないからです。まずは足下を固めることから始めてみましょう。
spb-0034 at 03:31|Permalink
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2006年11月06日
047−新健康へ至る路
正しい立ち方、歩き方は部分的な身体の使い方を防ぐことに繋がり、力みを無くし、裡なる自然の法則に乗せるための一番大切な要因です。専門家でも意外と知らない身体の秘密に、身体、特に基礎構造は足の先から頭の天辺まで連動性を持っている、ということが挙げられます。これは無意識のうちにも上から、また下から生じた力線が経絡といわれる力の道筋に連続的に動くためです。ところが事故の後遺症、身体や職業の癖、慢性的なストレスをはじめ、一寸した捻挫などでも、知らず知らずの裡に自然な連続性を阻害してしまい、力みを生じさせます。この結果、身体の法則に反する部分的な使い方をしてしまい、骨格を歪めてコリをつくり、知らず知らずの裡に基礎構造を狂わせていきます。骨格を中心とした構造の歪みは機能低下や感覚異常を引き起こし、万病の原因と共に性格や体質の要因ともなり、人生の味気をとり、億劫さと諦めを滲み出させてしまいます。
spb-0034 at 03:31|Permalink
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